<番外編1.花粉症>


 「花粉症が整体適応なの?!」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

 無論、自分の施術が花粉症自体を改善します!ということではありません。

 「整体で花粉症を改善したくて・・・」といってお越しになるクライアント様は今までいらっしゃいませんでしたし、おそらく今後もおられないでしょう。

 しかしながら強いて花粉症に対応するポイントを言いますと、

 リフレクソロジー(足もみ)では【鼻の反射区(≒ツボ)】が両足親指の内側(写真右上)にあります。

 そしてさらに興味深い一例がありましたので、以下に記します。

 自分が直接手を下したものでもありませんので、ここに記すレベルでもないお話です。ですので「番外編」という扱いにいたします。

 50代、女性の方。不定期で来られるリピーターの方です。

 昨年からのクライアント様で、長年の腰痛が改善し、今はメンテナンスのために思い出したように来られます。

 今回お越しになられた時、鼻をしきりにぐずられていました。「いや、花粉症になってしまってね・・・」とのこと。

 こういった方は特にうつ伏せの体勢の時に鼻が詰まる場合があるので、時たまお声かけで確認しながら施術いたしました。

 施術自体は終了し、アフターカウンセリング時。

 「花粉症に効く所ってあるんですか?」とこの方がふと何となしに聞かれました。

 まさか花粉症に関連する筋肉があるとは思われなかったことでしょう。

 あるにはあるのです。

 それは首にある筋肉(=胸鎖乳突筋:写真参照)です。

 この筋肉は非常にやっかいでして、

 「めまい(メニエール)」「耳鳴り」「顎関節症」などを引き起こし、

 時には「かすみ目」「色覚障害」「慢性の空咳」をもたらし、

 「三叉神経痛」「副鼻腔炎」と誤診されるような「顔面の痛み」さえも引き起こすなど、

 それは数多くの症状の原因となる筋肉です。

 さらに引き起こす症状の一つに、

 「鼻・喉の粘液分泌過剰」を引き起こし、「鼻づまり」「痰」「花粉症」「風邪」を増悪させる

 というのがあります。

 この方にちょうど首の効果的なセルフケアグッズ(写真右下)のお話をしていたところなので、

 さっそくその道具でこの筋肉を緩めておいてもらい、お会計とお茶出しのために一旦席を外しました。

 しばらくしてすぐ戻ってくると、待っていたその方が一言。

 『先生、鼻が止まったよ・・・』
 「え?本当にですか・・?(と思わず言いました)」
 『そう、止まった。へぇー、この筋肉がね。効くもんだね・・!』

 と、その方は感心しきりでした。

 「そうですか、やはり効いたようですね☆」

 とはお答えしましたが、内心は

 「そんなに簡単に症状が止まるものなのかな・・?!」

 と思いました。

 単なるこの方が「止まった!」と思い込んでいるということもあるのかな・・・とも思いましたが、元々かなり用心深いといいますか慎重で堅実な方ですので、

 そういったこともないと思います(普段こちらが説明をしていても「先生、その話ホントー?」とまず言われる方ですので)。

 よほど改善感を実感されたのでしょう。

 たまたまこの方が道具で押された箇所に花粉症を増悪させるポイントがあって、そこにたまたま正確にヒットしたということでしょう。

 人の身体は複雑極まりなく、「ここさえやれば絶対改善!」ということはまずないといっていいです。

 この首の筋肉にしても「花粉症を増悪させる」というもので、「花粉症を引き起こす」原因そのものではありません。

 ですので花粉症に対しては、対症療法&根治療法合わせて様々な対策を考える必要があります。

 しかし今回の件、皆さんにもぜひ知っていただけたらという思いで、以上に書き記した次第です。