<24.膝痛>


 50代男性、広島在住の方。

 【施術コラム その21】にて書かせていただきました、パニック障害の改善でお越しになられたクライアント様です。

 そのパニック障害のその後の経過については、今も薬を飲むのを忘れることがある、とのこと。

 初回の施術からもう二ヶ月ほど経っていますが、まだその状態で維持されておられるのは、こちらのお伝えした首・肩のセルフケアを毎日きちんとされておられることが大きいと思います。

 ただ本格的な改善に向けては、まだこれからといったところになると思います。

 そして今回は「膝の皿下きわ、V字ラインが痛い」とのことです。

 前回の施術後、膝の痛みが回復したのでテニスを再開されたとのこと。

 そしてその1ヶ月後に、特に痛みを引き起こすような激しい動きをしたわけでもないのに、膝が痛み始めたとのことです。

 そして痛み始めてからはテニスを完全にやめたのに、それからさらに一ヶ月たってもまだ痛みが続いているとのことです。

 初めてお越しになられた際にも膝の痛みを訴えられておりました。

 しかしプレカウンセリングにてお話をお伺いする限り、今回はその時とは状況が違うので、同じ痛みでも別種になると判断しました。

 下に分かりやすくまとめてみます。

●初回時の膝の痛み:テニス時に急激な方向転換をしたことがきっかけ:施術前の一週間の期間で急に痛みが軽減している

⇒“組織が損傷したことによる痛み”(病院でのレントゲン&MRIでも、半月板&靭帯損傷と診断されている)

●今回の膝の痛み:特に痛みのきっかけとなるような動きは無し:一ヶ月経っても痛みが軽減しない

⇒“筋肉からくる痛み”(組織に損傷がなくとも痛みが起こる)

 前回の場合、傷めた膝組織の損傷が回復するのを待てばよく、膝を直接触るよりその周りを緩めることで、膝に栄養が届くように処置すればそれで十分と判断しました(【施術コラム その21】を参照)。

 ですが今回は筋肉に原因があるので、膝周りを緩めるだけでは不十分です。その原因の筋肉に直接アプローチして緩める必要があります。

 痛む箇所が「膝の皿下きわ、V字ライン」ということで、ここの痛みの原因と考えられるのは、直接的には

・太もも内側の筋肉(=内側広筋 ※写真参照)
・太もも外側の筋肉(=外側広筋)

となりますが、それに加えて膝の症状全般に関係してくる

・太もも真ん中の筋肉(=大腿直筋)
・内股の筋肉(=内転筋)

も処置が必要となってきます。

 また膝(関節)は、股関節・足関節(足首)の二つと1セットになっています。

 この三つのうちどれか一つに不具合が起きると、残り二つにまで悪影響を及ぼします(【三関節原理】といいます)。

 ですので、一見直接関係ないように見える「足首」「股関節」を緩めることも重要になってきます。

 以上まとめますと、膝の症状に対しては、

●太ももを緩める
●「膝(関節)」と三位一体の1セットである、「股関節」「足関節(足首)」を緩める

ということがポイントになります。

 【リフレ(足もみ)+全身整体=150分】の中でも前回同様、精神疾患の原因となる首、そして肩を重点にしながら、以上に挙げた箇所を重点にアプローチしました。

 まずはリフレ(足もみ)にて、足外側にある【膝】の反射区(≒ツボ)に入念な押圧を加え、さらに足首を緩める処置をいたします。

 次に全身を施術。

 首・肩は前回と比べて緩んできていました。やはり毎日セルフケアにしっかりと取り組んでおられる成果が出ていました。

 それに対し案の定、太もも&内股の筋肉は相当に硬くなっており、かなり反応も強く出て、「こんなに効くとは思いもせず、ビックリした・・!」とアフターカウンセリング時に言われました。

 そして最後に股関節を緩める処置も十分にして、施術をフィニッシュ。

 施術後、数日してメールをいただき、

「施術して頂いての帰り道、自転車をこぐときの両膝の痛みが消えておりました。その後だるさも痛みもなく心身ともにとても元気です。

 両膝とも、階段の昇降や小走り等をしても全く痛まなくなりました。

 まだテニス等激しい運動は控えておりますが、教えていただいたストレッチを毎日して、年明けにはテニスを復活できるのではないか、と喜んでおります。

 年内12月にもう一度施術していただきたいので、またよろしくお願いいたします。」

とのことでした。

 すぐに効果が出ましたようで、嬉しい限りです。

 あとは、この方のメインの症状であるパニック障害の改善に向け、全力を尽くそうと思います。